アイスホッケー日本代表の最新情報(2022年4月24日)

いよいよ開幕まであと2日と迫ったポーランドでの世界選手権に向け、事前合宿も終盤に突入した日本代表チーム。
岩本コーチにチームの直近の状況を伺いました。

岩本コーチ談

「昨日は最後のテストマッチ、前回オリンピック予選で負けたスロベニアとの対戦を行いました。
スロベニア代表チームが参加する大会は、我々の大会よりも1週間遅れで開催されるため、チームはまだ準備の途中で4セット目などはトライアウト選手を起用しているような感じでした。フルメンバーではなかったようです。

この試合も日本代表チームは、ノースサウスを合言葉にシンプルプレーに徹しながら序盤からゲームを進めました。
蓑島のゴールで先制したものの、1ピリ残り6分くらいから連続して2失点を喫してしまいました。
バックチェックの甘さとDZC(Defense Zone coverage=ディフェンシング・ゾーンでの守り方)でのポジションミスからの失点でした。
2ピリに入り、3点目を入れられ一時1-3と2点ビハインドになりましたがそこから奮起し、平野、人里がゴールゴールを決めゲームをタイに戻しました。3ピリはピンチもありましたがGK成澤がビッグセーブを連発し、オーバータイムに持ち込みました。
オーバータイム2シフト目でFW大津がスピードを活かして決勝ゴールを決めてくれ、勝利で終えることが出来ました。テストマッチを2連勝で終えることが出来、我々のチーム全体に「ノースサウスホッケーでいこう」という自信が少しづつ付いてきた感じがします。
明日、スロバキアでの練習を終えて、24日にポーランド・ティヒにバスで移動します。
DZC,バックチェックなどを修正して大会に臨みたいと思います。」

とのことでした。
テストマッチ2連勝、しかも直近で負けているチーム2つに勝利を収めたことは、世界選手権に向けてよい弾みになってくれると思います。
この勢いをそのままに、ぜひ世界選手権、幸先のよいスタートを期待しています