パトリック・マーロー選手がNHLレギュラーシーズン試合出場最多記録1,768試合を達成!

本日は海の向こうの話題から。
先日行われたNHLレギュラーシーズンの試合、サンホセ対ラスベガスの一戦で、この試合に出場したサンホセのパトリック・マーロー選手がNHLのレギュラーシーズン試合出場最多記録1,768試合を達成しました!
これまでの記録保持者は、デトロイトの伝説ゴーディー・ハウ選手が1961年に達成したものでしたが、もう破らることがないだろうと言われていたこの記録が60年たって、マーロー選手によって更新されました!
これまでのNHLの歴史で多くの出場記録を持つ選手たちは、ジョー・ソートン1,669試合、ヤーガ選手1,773試合、マーク・メシエ選手1,773試合と、みな伝説になっている選手ばかりで、これだけ多くの試合に出場するのがいかに難しいことなのかを物語っています。
ちなみに、USA Hockeyがかつて行った調査で、1998年~2007年までの10年間のNHL選手の平均プレー年数を分析した結果、全体の平均は4.5年でした。しかし、もう少し詳しくデーターを見ると、上位25%の選手の平均が12年なのに対し、下位75%の選手の平均は2年となっています。長くプレーを続けられる一部のエリートがいる一方、数年でNHLを去る選手が数多くいるという厳しい現実を物語っています。
その中で、マーロー選手は現在41歳、23シーズン目を迎えるFWという、まさに超人、鉄人です。
最後のゲームで彼がつけていたグラブには、金色の文字で「NHLで最も多い1768ゲームをプレーした」と書かれていました。インタビューによると、これはチームのエキィップメントマネージャーが彼に内緒で用意したものだそうで、「普通でいい」と言い張るマーローに、「いや、今夜は特別だ。」と言い張って渡したものだそうです。
イヤー、しかし41歳でNHLのウイングって、凄すぎません?