CCM（スケート靴）

CCMは、カナダのアイスホッケー用品のブランドです。スケート靴、スティック、グローブ、パンツ、ヘルメットなどホッケー用品全般を手掛けています。
CCMとは、Canada Cycle & Motor Co. Ltd.の頭文字となり、1889年の創業時は、自転車を生産する会社でした。その後、1905年にホッケー用品の製造を始めます。
その1905年、マニトバ州で、後のスタンレーカップを2度獲得することになるホッケー選手であったジョー・ホールは、近隣の靴職人であったジョージ・タッカベリー（George Tackaberry）に、1シーズンも持たないスケート靴の現状ついての不満を漏らし、良いスケート靴の制作の依頼をします。
タッカベリーは、ホールの期待に応えるようなスケート靴を完成させます。湿気や伸縮に強いカンガルー革をブーツに使用し、かかととつま先の補強を加えたスケート靴はたちまちホッケープレーヤーたちに大人気となりました。
そのタッカベリーの死後、1937年にCCＭが権利を取得し、以後、TACKSシリーズは、CCMの看板スケート靴として、長く、長くアイスホッケーファンに愛用されております。